明日への活力

勝手気ままな日々の記録

システム開発でのマネジメントの役割って何だろう。

桜舞う季節。気が付けば社会人として働き始め8年の月日が流れた。

大学は物理を専攻していたものの、独学でHTMLやPHPなど勉強する程度にIT関係の仕事に興味があったこともあり、IT業界の会社に絞り就職活動を行っていた。就職が厳しい時代でしたが、何とかシステム会社に内定を貰うことができ、こうしてSEとして仕事ができている。新入社員のころは単体テストエビデンスケアレスミスがあって朝から1時間会議室で上司に説教されるようなこともあった。

 

今の会社は紆余曲折あり3社目であるが、ずっとやりたい業種(証券)向けのシステム開発に携われている。個人的には設計に関することだけやっていたいのだが、年次を重ねるごとに任される役割が徐々に変わってきている。

 

最近、チームマネジメントを任されるようになってきた。要員管理、品質管理、進捗管理・・・やることはわかっているのだが、それは本質じゃない気がしている。そういったことはツール(手段)であって、本来の目的ではない。じゃあマネジメントをするにあたって一番の役割は何かと言われたら「全員が同じ目標に向かって行動できる組織の仕組みづくり」だと考えている。全員が全員自分で考え行動しスキルもあれば進捗管理や品質管理などしなくてもうまく進めていくことができる。問題となるとはそういった自主性をどう身につけさせる環境を用意できるのか。それを考えるのがマネジメントをやる人の役割だと考える。マネジメント経験の長い上司がよく「考えることが重要で成果物を作ることは単なる作業でしかない」といっているがまさにその通りだと思っている。単に言われたことだけをする作業者であれば品質管理などしないとボロが出てくるが、皆が自主的に行動できるようになれば何もしなくてもうまく組織は機能する。そういった意識改革こそが重要なミッションであり、マネジメントのやりがいだと思っている。

自分はまだそのやりがいを感じるだけの能力がないのでこれから頑張っていきたい。。